- 李白 蔵元日記 - 忍者ブログ
島根県の地酒、李白酒造の蔵元による日記    李白のあれこれや、日本酒のあれこれを紹介します                                                                                                                                                                                                                                                                           
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酒造りでお米を使います。(当たり前か
お米は精米して洗米、浸漬した後蒸します。
朝一番の作業、「蒸し」。
「炊く」のではなく「蒸す」んです。

お米を蒸すことで「外硬内軟(がいこうないなん)」な米(蒸米)ができます。
外が硬くて、中が柔らかいんですね。

ご飯のように粘ったお米だと、うまくお酒が造れません。

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← ザッツ 蒸米機
  
   湯気が上がっていることろから奥が米を蒸すところ。
   (蒸米機)
   湯気があがってるところより手前が米を冷やすところ。
   (放冷機)

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一番奥から生米を入れて・・・
 蒸米機を通って・・・  出口までくると・・・

 ← このようにホカホカに蒸しあがった蒸米が出てきます。

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← 熱いです。


大量の蒸米が次から次へと出てきます。
これだけの米で一体何人ご飯が食べれることやら・・・。
何年食べ続けられるのやら・・・。


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蒸しあがった蒸米は、このように手にとって力を込めて
ひねるようにして餅状にします。
(ひねり餅といいます)

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ひねり餅をひっぱってみると
← こんな感じ。

口にしてモグモグもします。

ひっぱる、食べることによって
蒸し具合をみます。

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そして放冷されたお米は放冷機の端から順次出てきます。

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出てきたお米は手で触って温度を確かめます。

冷えすぎてないか?熱すぎないか?



布で受け止めて麹室にもっていくなり、酒母室に持って行くなり・・・。

通常の仕込ではエアシューターでタンクの中まで送ります。

以上が蒸、放冷の作業です。




・・・。

そういえば今朝、
階段ですれ違った蔵のお兄さんが・・・

「 おにぎりが落ちてた。 」

って、なんか食べてたなぁ・・・。
確かに手のひらサイズの丸い白い塊だった・・・。



おにぎりが・・・・   




落ちてた・・・・


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おいしい酒粕の時期であります。

うちの粕です。
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おいしいです。
香り高いです。
白くてキレイです

買ってください。






・・・。

なんて、余りに無責任ですよね。
粕をどーーやって食べろとってつぶやきましたよね、今。

粕を買っていかれるお客さんとお話したりするんですけど、
「砂糖かけて焼いて食べる」「甘酒を作る」「粕汁を作る」っていわれる方が多いんです。
おいしいです、確かに。

でも、もっと他にもいろいろおいしい食べ方があるので紹介します。

えっと・・・。紹介する前に言っておきます。
私の料理のモットーは、「 簡単でおいしい 」 です。

復唱します。
「 簡単でおいしい 

さぁ、今日は和え物を紹介しましょう。

1.まず、酒かすペーストを作ります。
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酒粕をちぎって器(写真は小ぶりのお茶碗)に入れ、

粕の表面が少し出るくらいお湯を入れます。

(←クリックで拡大)

約40秒レンジにかけます。

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チーーーン 40秒経ちました。

スプーンでぐちゃぐちゃかき混ぜたら出来上がりです。




2.春菊(ほうれん草でも可)をサッとゆでます。
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3.胡麻、豆腐、(主婦と一人暮らしの味方)めんつゆ等で和えます
    
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 私はいつもすりごま(黒)を使います。

 これだけでもおいしそう・・・

 がまん、がまん


4.酒粕ペーストを加えて混ぜたらできあがり
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私は割りと好きなのでスプーンに軽く一杯分入れてます。
結構香ります。

スプーン半分くらいから初めて、お好みで調節してください。

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できました!

・・・。
お口に合わなかったらごめんなさい




酒粕ペーストはかなり余ります。
余ったものは瓶にでも入れて、冷蔵庫へ。
とっても便利に使えます。

ほかにも酒粕ペーストの利用法、紹介していきますね

12月になりました。
12月は冬至がありますね。

その冬至の日に酒の会をやります

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(↑クリックで拡大)

旬どきうまいもの自慢会とは

全国20蔵が参加している旬の酒、旬の食材を楽しむということをコンセプトにした会です。
一年に四回、春分、夏至、秋分、冬至の日に全国各地でいっせいにイベントを行います。

李白酒造もまた参加蔵の一つで、「旬どきうまいもの自慢会 島根」を主催します。
今回の冬至の日の「冬の集い」は
李白酒造1回目の会になります

月日 : 12月22日(土) 冬至
時間 : 6時半~   
場所 : 李白酒造内 奥座敷

興味のある方はE-mail、電話、FAX、にてご応募ください。
このブログのコメント欄でもかまいません。

E-mail : rihaku@rihaku.co.jp
電話 : 0852-26-5555
FAX : 0852-26-5557

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松江の片原にある魚一さんにいってきました。
魚一さんは季節の旬の料理や、郷土料理を出してくれます。
写真の李白の酒はやまたのおろち生。他にも月下独酌やら、魚一オリジナルラベルやら、数種類あります。
燗酒は李白の月(旧上撰)。

本日はコースをいただいてまいりました。
おいしかった~

新鮮な食材で魚一さんの作った料理はサイコー
お酒にも本当によく合うんですなぁ。

今回は個室で食べさせていただきましたが、となりの部屋のお客さん、うちのお酒を気に入ってくれたみたいで、「おいしい、おいしい」って、たくさん呑んでくれたみたいです。
うれすぃ~なぁ~
料理との相性がいいからってのも大きいんでしょうなぁ。

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← 魚一の社長と奥さん
      お二人ともすごくやわらかい感じの方で、ステキです。
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←魚一の店構え
  店を出た時にはもう「準備中」になってました
「営業中」はもっと雰囲気あります。




帰りはゆっくり散歩しながら帰りました。
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魚一さんの近くのカラコロ。
川沿いです。
おいしいもの食べておいしいお酒呑んで、こんなとこ通って帰って。
サイコーだにゃ~ 

魚一さん、ありがとうございました。ごちそうさまでした。
またおじゃましま~す。

魚一さんHP→ http://www.uoichi.net/index.htm
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  ← これ、わかります?
     今干してある状態なんですけど、
     魚屋さんとかがよくしてる、あの白いビニール質(?)の
     長~い前掛けです。

     裏は緑になってるんですねぇ。

酒造りでも洗米やら洗物やら、水仕事をする時はこれを腰にまいて仕事しております。

普通は魚屋さんと同じように、白を表にするんですけど。
他の蔵でもよく使われてるんですけど、当然白が表ですけど。


ですけど。

ですけど。

李白では071128_1508~0002.jpg


こうなんです。


・・・。

なんで?



当然聞いてみましたよ。
だって、すごい違和感ありますもの。

返事は・・・

「わからん。  だって、前からみんなこうやって使っちょーけん。」




伝統ある蔵、李白酒造であります。
先日20日、ガイアの夜明けで放送されたファミリーマートの日本酒「粋ボトル」。
買ってみました。
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←これがそのボトル達。
   
   アルミボトルで、ボトルの口は広いです。
   200ml容。
   値段は178円~360円。
    とってもハイカラな柄です。


ガイアの夜明けについてはコチラ→ http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview071120.html
ファミマの粋ボトルについてはコチラ→ http://www.family.co.jp/goods/recommend/ikibottle/index.html


利いてみました。
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 くんくん。

  ずるずる・・・。(←利いてる音)




個人的な見解ではありますが、
日本酒を飲んだことのない人をターゲットにした酒なので、良いと思います。
軽くて飲みやすいです。
いわゆる「酒」といったどっしり感はありませんが、入門酒としてはとても飲みやすく、受け入れてもらえるのではないでしょうか。
「酒の入り口」としてはちょうどよい酒じゃないですかね。
ボトルの口が大きいから口にするときに香も一緒に入るし、なかなか考えられてると思います。

でもね~。
私が行ったコンビニ、陳列場所が・・・。
パック酒とか置いてある、一番隅に追いやられた棚に置いてあったんです。
いけんでしょ。
せっかくの粋ボトルなんだから。
今までと同じじゃ全然意味がないでしょ。

全種類2本ずつ買ったので、ほとんど品切れにして帰ってきました。
ファミリーマート、某店、これをきっかけに見直してくんなせぇ。

先週木曜日の夜はほろ酔い寄席の反省会でした。

来年のほろ酔い寄席に向けて、今年の良かった点、改善すべき点を出し合います。
準備の段階でどうだったか、会の間はどうだったか、会が終ってからはどうだったか、片づけではどうだったか・・・などなど。

準備の様子 ↓

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今年も良い点、改善すべき点、それぞれ出てきましたが、
総評としては、年々良くなっている・・・と。
来年はことしよりも、さらに良くしなきゃ。

さて、まじめな反省会の後は慰労会。
李白の母屋奥座敷にて、みんなで李白を飲んで、わいわい。
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今回の慰労会の一番の話題は、
おやっつぁん(杜氏)と頭さん(杜氏の補佐。「頭」とは、役職名です。)のテレビ出演の話。

知ってる人は知ってる、話題のテレビCM。
地方で数年前に流れた確定申告のCMです。

「だいたかや~?おら、だいたで。」のCM。
(県外の方へ:「だいた」とは、「出した」の出雲弁で、「抱いた」ではありません)
今度は e-TAX のCMに出させてもらえないだろうか・・・。
きっといい絵がとれるのに。

さぁ、宴会の締めはアレです。
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踊り締め。

今年の寄席もごくろうさまでした。




李白ってどんな酒? → http://www.rihaku.co.jp/

贈答品といえば日本酒 ですよね
李白でもギフトセットがどんどん出ています。

出荷場はギフト作りで大忙しです。

数種類のギフトセットがありまして、それぞれのセットに李白の詩にちなんだ名前をつけています。
セットにしかないラベルもあります。
李白が好きな人は必見ですね(笑)

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←これは、「山峡セット」。

   「まごころ」という名前のお酒の入ったセットです。

  c049cea9.gif

   

  まごごろ込めて箱詰めしております






ここんとこぐっと冷えております。

昨日もみぞれが降りました。
昨日は晴れたり雨が降ったりみぞれが降ったり・・・。

晴れ間に虹が出てました。
島根では珍しいことではないですが、久々にしっかり半円の虹を見ました。
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車の中から慌てて撮ったので4分の1しかうつらなかったですけど。






■ うまい燗のつけ方

燗のつけ方にもちょいと注目してみましょう。
基本的には「湯煎でゆっくり」が一番いいんですけど、なかなか大変なので・・・。
ちょっと他のサイトの言葉を引用させていただいたのですが・・・↓↓

「リミットファイヤー燗」
1.酒ととっくりを用意する
2.鍋にとっくりの 7~8分目くらいの水(または湯)を沸かす
3.沸騰したら火を止める
4. 3.に酒を注いだとっくりを入れ、好みの温度になるまで待つ

「レギュラー燗」
1.とっくりに酒をそそぐ
2.鍋にとっくりの 7~8分目くらいの水を入れ、 1.を鍋の中央に置き、中火にかける
3.こまめに温度をみて、好みの加減になったらとっくりを上げる

「荒燗」
1.とっくりに酒をそそぐ
2.鍋にとっくりの 7~8分目くらいの水(または湯)を沸かす
3.鍋の底から、気泡がさかんに立ちのぼるくらいになったら、 1.を鍋の中央に置く
4.とっくりの中の酒の体積が盛り上がってきたら、もしくは 55~60度になったら鍋から上げる

「ちょこ燗」
1.お気に入りのちょこ(小さめながら深さのある陶磁器がベター)に 8分目くらいの酒をそそぐ
2.小鉢など、ちょこより 3回り以上大きめの食器に、ちょこの 6~7分目の熱湯をそそぐ(やけどに注意)
3. 2.に 1.を入れ、飲み頃を待つ

「F1レンジ燗」
1.とっくり 2本を用意し、片方のとっくりに酒をそそぐ
2.酒の入ったとっくりと、空のとっくり両方をレンジにセットし、燗モード(もしくは 30~40秒くらい)で加熱
3. 2本のとっくりを取り出し、空のほうに酒を移しかえる
※電子レンジでの燗は邪道と言われることも多いのは、「燗ムラ」といって、熱が均一にゆきわたらないため。
上記方法で燗ムラを解消。(^^)



とまぁ、いろいろうるさいことをいうのは嫌なんですが、一度だけでも、手間を惜しまずお試しあれ。
冷と燗の違いも面白いし、酒に合う温度帯を探すのも楽しいものです。

ちなみに、卓上酒燗器なんてのもあります。
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こういうかたちのものや
  
  kansuke_top.jpg
こんなのもあります。

←これがいいらしいんですが、
  とっても高いんです・・・。

 「ミニかんすけ」っていいます。




でもほしいな~。
今日なんか寒いし、卓上燗したいな~。
実は同僚のTさんがもっているんですよね・・・。
今夜借りにいこうかな。
そのまま居座ってごちそうになっちゃおっかな。

最近私は、「純米吟譲山廃仕込 こだわり」とか、「特別純米辛口 やまたのおろち」とかよく燗つけてのんでます。

みなさんに燗の紹介してたら自分が呑みたくなってきちゃった。
今日は急いで仕事終らせて燗にしよ~

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プロフィール
HN:
りはく
HP:
性別:
非公開
職業:
造り酒屋
自己紹介:
島根県松江市で125年間日本酒を造っております。
銘柄は「李白」。
このブログでは「李白」で起こったあれやこれや、いろいろ紹介していきます。

島根県松江市石橋町335
(0852-26-5555)
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