島根県の地酒、李白酒造の蔵元による日記 李白のあれこれや、日本酒のあれこれを紹介します
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先日洗米したお米で麹を造りました。
(麹とは・・・?)
酵母は糖を食べてアルコールを造ります。
お酒造りに糖は欠かせません。
しかし、日本酒の原料 「米」 「麹」 「水」 の3つの中に、糖は一切含まれてないんです。
「ご飯を食べていると甘いじゃないか」と思いますよね。
あれは、お米の中にあるでん粉が唾液に含まれる酵素によって糖に変わっているので甘くなるんです。
なので、ごはんを口の中に入れた瞬間て、甘くないですよね。
噛んでいるうちに唾液と混ざって甘くなってくるんです。
では、
日本酒造りでは、どうやって糖をつくるのか?
その役目を果たしているのが「麹菌」なのです。
麹菌が唾液の中の酵素と同じ酵素を持っているので、お米のでん粉を糖に変えてくれるのです。
つまり
←こういうこと
(クリックして見てください。)
さぁ、おわかりいただけた(であろう)ところで、作業の写真を・・・。
まず、蒸した米(蒸米「むしまい」といいます)をある程度冷まします。
こうやって熱々の蒸米を広げて冷まします。
蒸米が熱すぎて火傷しそう・・・
ちょうどいい温度になったところで、「麹室」(こうじむろ)に入れます。
(麹室とは、麹を作る部屋のことです。室内はひじょうに暖かく、
麹を作るときは、真冬でもだいたい30℃以上に保たれています。)
室に引き込んだら、「床」(とこ)に広げ、麹菌をふりかけます。
(床とは、室にあるテーブルのような台のことです。)
ふりかけたら、全体に均等に菌が行渡る様、かるくまぜ、
真ん中に麹をふりかけた蒸米を集め、こんもり盛ります。
そうして、一晩寝かせ、次の日、四角く平べったい箱(麹蓋という名前)に小分けし、
時々麹蓋の中を混ぜながら、もう一日面倒をみます。
二日目の夜は、真夜中まで温度をみたり、混ぜたり・・・。
そうして朝になると、立派な麹米ができているというわけです。
(最後の方、簡単に流してしまいましたが、仕事の都合でゆっくり写真撮れなかったんです
また別の時に載せますね。)
一般的に我々が「麹」と呼んでいるもの、又、スーパーに並んでいる「麹」というものは、蒸米に麹菌が繁殖したものなのです。
こうして手塩にかけた麹、上手に糖を作ってくれるでしょうか。
仕込んでみてのお楽しみ・・・ですね。
(麹とは・・・?)
酵母は糖を食べてアルコールを造ります。
お酒造りに糖は欠かせません。
しかし、日本酒の原料 「米」 「麹」 「水」 の3つの中に、糖は一切含まれてないんです。
「ご飯を食べていると甘いじゃないか」と思いますよね。
あれは、お米の中にあるでん粉が唾液に含まれる酵素によって糖に変わっているので甘くなるんです。
なので、ごはんを口の中に入れた瞬間て、甘くないですよね。
噛んでいるうちに唾液と混ざって甘くなってくるんです。
では、
日本酒造りでは、どうやって糖をつくるのか?
その役目を果たしているのが「麹菌」なのです。
麹菌が唾液の中の酵素と同じ酵素を持っているので、お米のでん粉を糖に変えてくれるのです。
つまり
←こういうこと
(クリックして見てください。)
さぁ、おわかりいただけた(であろう)ところで、作業の写真を・・・。
まず、蒸した米(蒸米「むしまい」といいます)をある程度冷まします。
こうやって熱々の蒸米を広げて冷まします。
蒸米が熱すぎて火傷しそう・・・
ちょうどいい温度になったところで、「麹室」(こうじむろ)に入れます。
(麹室とは、麹を作る部屋のことです。室内はひじょうに暖かく、
麹を作るときは、真冬でもだいたい30℃以上に保たれています。)
室に引き込んだら、「床」(とこ)に広げ、麹菌をふりかけます。
(床とは、室にあるテーブルのような台のことです。)
ふりかけたら、全体に均等に菌が行渡る様、かるくまぜ、
真ん中に麹をふりかけた蒸米を集め、こんもり盛ります。
そうして、一晩寝かせ、次の日、四角く平べったい箱(麹蓋という名前)に小分けし、
時々麹蓋の中を混ぜながら、もう一日面倒をみます。
二日目の夜は、真夜中まで温度をみたり、混ぜたり・・・。
そうして朝になると、立派な麹米ができているというわけです。
(最後の方、簡単に流してしまいましたが、仕事の都合でゆっくり写真撮れなかったんです
また別の時に載せますね。)
一般的に我々が「麹」と呼んでいるもの、又、スーパーに並んでいる「麹」というものは、蒸米に麹菌が繁殖したものなのです。
こうして手塩にかけた麹、上手に糖を作ってくれるでしょうか。
仕込んでみてのお楽しみ・・・ですね。
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10月7日(日)に、東京の目白にある椿山荘で純米酒フェスティバルという酒の会がありました。
この会は、全国の酒蔵50蔵が参加し、各蔵が純米酒のみをブースに出し、みなさんに味わっていただくという会です。
今回は、約1200人のお客様に参加いただき、大盛況に終わりました。
李白ブースから見た様子。
老若男女、幅広いお客さんがいらっしゃってます。
李白が出展した酒は、
復元酒
純米吟醸 峨眉山 ひやおろし
純米吟醸 雄町 生原酒
純米吟醸 山廃 生原酒
純米大吟醸
の5点。
いつものラインナップとは少し違った商品をもっていきました。
いつもはみなさん大吟醸に集中する傾向にありましたが、今回はどれも人気で、同じずつ減っていました。
たくさんのお客さんと話せ、感想を聞くことができ、出展者も楽しいひと時を過ごすことができました。
この会は、全国の酒蔵50蔵が参加し、各蔵が純米酒のみをブースに出し、みなさんに味わっていただくという会です。
今回は、約1200人のお客様に参加いただき、大盛況に終わりました。
李白ブースから見た様子。
老若男女、幅広いお客さんがいらっしゃってます。
李白が出展した酒は、
復元酒
純米吟醸 峨眉山 ひやおろし
純米吟醸 雄町 生原酒
純米吟醸 山廃 生原酒
純米大吟醸
の5点。
いつものラインナップとは少し違った商品をもっていきました。
いつもはみなさん大吟醸に集中する傾向にありましたが、今回はどれも人気で、同じずつ減っていました。
たくさんのお客さんと話せ、感想を聞くことができ、出展者も楽しいひと時を過ごすことができました。
本日初洗米でした。
米洗いです。
酒造りでいうと、精米の次の作業、つまり2番目の作業です。
←笊にお米を入れて、水の中でがしゃがしゃします。
水がひじょうに冷たいので、手が痛いです・・・。
←笊を出してきれいな水をじゃんじゃんかけます。
かけたら、きれいな水の中に漬けます。(右写真の奥のほうでやってる作業がそうです)
←黒い皿に吸水中のお米をのせて、吸水具合を見ます。
←米を水から引き上げるタイミングを見計らっております。
真剣なんです。
お米を引き上げたら、水切りをします。
←すごく真っ白なお米。
きれいでしょう
さぁ、これからこのきれいなお米を使って麹造りがはじまります。
李白ってどんな酒? → http://www.rihaku.co.jp/
米洗いです。
酒造りでいうと、精米の次の作業、つまり2番目の作業です。
←笊にお米を入れて、水の中でがしゃがしゃします。
水がひじょうに冷たいので、手が痛いです・・・。
←笊を出してきれいな水をじゃんじゃんかけます。
かけたら、きれいな水の中に漬けます。(右写真の奥のほうでやってる作業がそうです)
←黒い皿に吸水中のお米をのせて、吸水具合を見ます。
←米を水から引き上げるタイミングを見計らっております。
真剣なんです。
お米を引き上げたら、水切りをします。
←すごく真っ白なお米。
きれいでしょう
さぁ、これからこのきれいなお米を使って麹造りがはじまります。
李白ってどんな酒? → http://www.rihaku.co.jp/
蔵が動き出しました。
本日は晴天
造りで使用する布を洗濯して屋上に干しております。
蔵の中の空気がだんだんかわってきました。
息をし始めたっていうか、活気付いてきたっていうか・・・。
う~ん。なかなかいい言葉が見つかりませんが。
この雰囲気は酒屋にいないとなかなか感じられないかもしれませんね。
でも、この雰囲気がたまりません(笑)
洗濯物干してる写真が撮りたかったんですけど、
ちょうど終わったところでした →
写真に写ってる若いお兄さんはうちのホープです→
李白ってどんな酒? → http://www.rihaku.co.jp/
本日は日本酒の日です
昨日までにお伝えしておくべきでしたが・・・。
何故10月1日が日本酒の日かといいますと・・・
「酉」という字はもともと酒壺の形をあらわす象形文字。
「酒」という字はその「酉」に由来しています。
さらに、酉は干支で10番目ですよね。
それから、10月は新穀が実り、酒造りが始まる月。
昔は10月を「酒造元旦」として祝う習慣があったんですね。
だから業界では10月1日を「日本酒の日」としたようです。
さぁということで、今夜はお酒飲みましょう
家に李白おいてない方、
今すぐコンビニかスーパーへGO!!
昨日までにお伝えしておくべきでしたが・・・。
何故10月1日が日本酒の日かといいますと・・・
「酉」という字はもともと酒壺の形をあらわす象形文字。
「酒」という字はその「酉」に由来しています。
さらに、酉は干支で10番目ですよね。
それから、10月は新穀が実り、酒造りが始まる月。
昔は10月を「酒造元旦」として祝う習慣があったんですね。
だから業界では10月1日を「日本酒の日」としたようです。
さぁということで、今夜はお酒飲みましょう
家に李白おいてない方、
今すぐコンビニかスーパーへGO!!
10月に入ったらわが社でも仕込が始まります。
酒造りは「寒仕込」といって、むかしから寒~い時期に造ります。
もう仕込まで何日もないというのに、日中はまだまだ暑い
今日はかなり涼しいですが、どうやら月曜から27、28℃まで気温上がるみたいです。
李白ファンのみなさん、 寒くなりますように と、一緒に願ってください
今年もがんばっておいしいお酒を心を込めて造りますよ
酒造りは「寒仕込」といって、むかしから寒~い時期に造ります。
もう仕込まで何日もないというのに、日中はまだまだ暑い
今日はかなり涼しいですが、どうやら月曜から27、28℃まで気温上がるみたいです。
李白ファンのみなさん、 寒くなりますように と、一緒に願ってください
今年もがんばっておいしいお酒を心を込めて造りますよ
9月23日、24日 李白と魚一の共同企画、「旬の味、旬の酒」がおこなわれました。
今回のこの企画は、松江の郷土料理店「魚一」と地酒の李白が共同で企画したイベントです。
当蔵のHPでも紹介しましたが、季節限定のお酒、珍しいお酒、いつもと違う李白のお酒の飲み方を、旬の料理とともに楽しんでいただこう と企画したものです。
当日は李白酒造 五代目 田中裕一郎がおじゃまして、お酒に関するお話をさせていただきました。
写真は当日(二日目)の様子です
この企画の参加応募、当時定員20名といていましたが、あまりの応募の多さに、急遽定員30名に増やしました。
こんな感じです → →
一日目は二日目より少し人数が多かったです。
定員オーバーでお断りしてしまった方、本当に申し訳ありませんでした。
今回出させていただいたお酒は
峨眉山 純米吟醸ひやおろし、 雄町、 花酵母(牡丹)、 山廃、 やまたのおろち、 復元酒 の6種類でした。
復元酒は食前に飲んでいただき、その他のお酒を順次お出しし、料理と合わせて利きくらべてもらいました。
この会の打ち合わせの時、当日出すお酒を利きながら魚一さんの料理をいただいていたときに発見したこと。
李白の山廃とナスの田楽がものすごく良く合うんです
なので、魚一さんの計らいにより、急遽ナスの田楽が当日のメニューに載ることになりました。
ナスの田楽とあわせた利き比べをしていただき、「こんなにお酒と料理のマッチがあるんだね」とたくさんの方から言っていただき、発見の甲斐ありでした
また、「いつもと違うのみ方を」ということで、特別純米辛口の「やまたのおろち」を燗(40~42℃)してお出ししました。
「え~?純米酒は冷じゃないの?」という声もありましたが、呑んでいただいた後は、
「燗もいける」 「いつものやまたのおろちと一味違う」(←良い意味で w )
という声を多数いただきました。
中には「私は冷の方がいいなぁ」という方もいらっしゃいましたが、みなさん燗の力を感じていただけたと思います。
最後に、サプライズとして、謫仙人(吟醸酒)を燗(40~42℃)してチョコレートと一緒に呑んでいただきました。
チョコレートといっても、いろいろありますが、お勧めはチョコビスケットやキットカット。
日本酒って、食後にまでおいしくいただけるんですよ
参加された皆さん、ご来場ありがとうございました。
お楽しみいただけたでしょうか
五代目はみなさんとたくさんのお話ができ、とても楽しかったようですよ。
今回、残念ながら参加できなかったみなさん、是非次の機会に参加なさってください。
きっとおもしろい会にしますよ
今回のこの企画は、松江の郷土料理店「魚一」と地酒の李白が共同で企画したイベントです。
当蔵のHPでも紹介しましたが、季節限定のお酒、珍しいお酒、いつもと違う李白のお酒の飲み方を、旬の料理とともに楽しんでいただこう と企画したものです。
当日は李白酒造 五代目 田中裕一郎がおじゃまして、お酒に関するお話をさせていただきました。
写真は当日(二日目)の様子です
この企画の参加応募、当時定員20名といていましたが、あまりの応募の多さに、急遽定員30名に増やしました。
こんな感じです → →
一日目は二日目より少し人数が多かったです。
定員オーバーでお断りしてしまった方、本当に申し訳ありませんでした。
今回出させていただいたお酒は
峨眉山 純米吟醸ひやおろし、 雄町、 花酵母(牡丹)、 山廃、 やまたのおろち、 復元酒 の6種類でした。
復元酒は食前に飲んでいただき、その他のお酒を順次お出しし、料理と合わせて利きくらべてもらいました。
この会の打ち合わせの時、当日出すお酒を利きながら魚一さんの料理をいただいていたときに発見したこと。
李白の山廃とナスの田楽がものすごく良く合うんです
なので、魚一さんの計らいにより、急遽ナスの田楽が当日のメニューに載ることになりました。
ナスの田楽とあわせた利き比べをしていただき、「こんなにお酒と料理のマッチがあるんだね」とたくさんの方から言っていただき、発見の甲斐ありでした
また、「いつもと違うのみ方を」ということで、特別純米辛口の「やまたのおろち」を燗(40~42℃)してお出ししました。
「え~?純米酒は冷じゃないの?」という声もありましたが、呑んでいただいた後は、
「燗もいける」 「いつものやまたのおろちと一味違う」(←良い意味で w )
という声を多数いただきました。
中には「私は冷の方がいいなぁ」という方もいらっしゃいましたが、みなさん燗の力を感じていただけたと思います。
最後に、サプライズとして、謫仙人(吟醸酒)を燗(40~42℃)してチョコレートと一緒に呑んでいただきました。
チョコレートといっても、いろいろありますが、お勧めはチョコビスケットやキットカット。
日本酒って、食後にまでおいしくいただけるんですよ
参加された皆さん、ご来場ありがとうございました。
お楽しみいただけたでしょうか
五代目はみなさんとたくさんのお話ができ、とても楽しかったようですよ。
今回、残念ながら参加できなかったみなさん、是非次の機会に参加なさってください。
きっとおもしろい会にしますよ
プロフィール
HN:
りはく
HP:
性別:
非公開
職業:
造り酒屋
自己紹介:
島根県松江市で125年間日本酒を造っております。
銘柄は「李白」。
このブログでは「李白」で起こったあれやこれや、いろいろ紹介していきます。
島根県松江市石橋町335
(0852-26-5555)
銘柄は「李白」。
このブログでは「李白」で起こったあれやこれや、いろいろ紹介していきます。
島根県松江市石橋町335
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