- 李白 蔵元日記 - 排水用ホース 忍者ブログ
島根県の地酒、李白酒造の蔵元による日記    李白のあれこれや、日本酒のあれこれを紹介します                                                                                                                                                                                                                                                                           
[28]  [27]  [26]  [25]  [24]  [23]  [22]  [21]  [20]  [19]  [18
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

f1195bd8.jpg

 ←↓ これはなんでしょう?

  da1b2932.jpg



蔵の前でトグロ巻いてるホース。

蔵の3階からロープが垂れていて、ホースの先のジョイント部にくくりつけられてます。

このホースがロープでスルスルと3階まで引っ張り上げられるのですが・・・。


少し待っていたら引っ張りあげられたので、3階にあがってみました。
0e61bdee.jpg
こんな感じ。
3階とはいえ、実際4階建てくらいの高さがあります。
若干怖い・・・。  ( ̄_ ̄

機械での洗米のときに使用されます。

このホースは3階の浸漬槽(お米を水に浸しておくタンク)から、1階の排水溝までつながっています。


このホースを浸漬した後の排水が流れて1階の排水溝に捨てられます。

別に三階にだって排水溝はありますけどね・・・。
1階までホースを垂らしたのには訳があるんですよ。
20b63881.jpg


← これが浸漬槽です。


d984e66a.jpg


← こんな風に洗われたお米がじゃんじゃん入ります。








62899de5.jpg


←浸します。


少ししたら、水だけ抜いてやります。
この時、水をゆっくり抜いていたのでは底の方のお米はいつまでも水に浸ったまま、なかなか水がきれないのです。
上の方のお米と浸漬時間が違ってくることになりますよね。

そのとき活躍するのが例のホースであります
このホースで水を捨てることにより、3階から1階の落差で、よりスピーディーな排水ができるのです

実際どれくらい早く水を捨てることができるでしょうか。
考案者の I 氏にお願いしてみると、「特別だよ」と言って、実際に「3階に排水」と「1階に排水」の2パターンやってくれました。
ストップウォッチまでわたしていただいて。
ありがたや。
0e61bdee.jpg048d7839.jpg







      1階に排水。              3階に排水。

3階 ・・・ 2分18秒
1階 ・・・ 43秒

なんと、3分の1のスピードで排水が終わりました。
早い・・・。

感動したので、この「高速排水システム」にI 氏の名前を取り入れた名前を付けてみましたが、あっさり断られてしまいました。
つれないです。


とまぁ、
こうやってみんなで頭をひねりながら日々品質向上に努めております。
蔵の中には知恵がいっぱい

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
りはく
HP:
性別:
非公開
職業:
造り酒屋
自己紹介:
島根県松江市で125年間日本酒を造っております。
銘柄は「李白」。
このブログでは「李白」で起こったあれやこれや、いろいろ紹介していきます。

島根県松江市石橋町335
(0852-26-5555)
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新CM
[01/07 r-z-r.ru]
[01/04 guitar lessons For Kids]
[12/30 power washing tile]
[12/30 natural male enhancement pills ]
[12/28 Penis Enlargement Bible]
バーコード
携帯電話で上のバーコードを読み取ってください。携帯電話でも閲覧できます。
カウンター
忍者ブログ [PR]