- 李白 蔵元日記 - 第1号 忍者ブログ
島根県の地酒、李白酒造の蔵元による日記    李白のあれこれや、日本酒のあれこれを紹介します                                                                                                                                                                                                                                                                           
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仕込み1号の仕込みが終わり、二日目をむかえました。
6077ec94.jpg
タンクの上の方までもろみが入っております。

 こんな感じ。
   (クリックで拡大)
 f9df791a.jpg

まだお米っぽい形が目で見てわかりますね。
蒸米が表面まで持ち上がってくるんです。
(←クリックで拡大)

表面には若干泡がもこもこ出てます。

さぁ、これが日を追うとどうなるでしょうね。 楽しみ 楽しみ



ところで、タンクの上に乗ってる木製の十字、あれ何かわかりますか?

あれは転落防止用の柵なんです。
転落したら大変です。
「そりゃそうだろ」という感じですけど、「溺れちゃう」とかそういうレベルではないんです。
タンクの中に頭つっこむだけで意識失ってしまうんですから。

というのも、タンクの中には二酸化炭素が充満してるからなんです。

(なぜ二酸化炭素が?)
酵母は発酵中、もろみ中の糖を食べてアルコールを出します。
その時に、アルコール以外に二酸化炭素も同時に出すんです。
なので、搾って出てきたすぐのお酒は、口にすると少しシュワっとします。
炭酸ガスが酒の中に残ってるっちゅーことです。

もろみ中の糖についてはコチラの記事を参考に。 → http://rihakusyuzoh.blog.shinobi.jp/Entry/13/

意識失うというのはつまり酸欠なんですね。
TS310079jisatu.JPG
← たぶんこういう図になります。

おそろしい 


まぁ、これは飽くまで予想図ですが、実際発酵中のタンクの中に顔をつっこむと、鼻や喉を劈くような刺激があり、涙もボロボロ。
目も開けていられなければ、息なんてとてもできません。

もし、そんな中に落ちてしまったら、・・・これ以上は私の口からは、恐ろしくてとても言えません・・・。

みなさんのご想像の通りでございます。

と、いうわけであのような柵を設けております。
みなさんも見学をなさることがあれば、その時はくれぐれも気をつけてくださいね
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プロフィール
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りはく
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非公開
職業:
造り酒屋
自己紹介:
島根県松江市で125年間日本酒を造っております。
銘柄は「李白」。
このブログでは「李白」で起こったあれやこれや、いろいろ紹介していきます。

島根県松江市石橋町335
(0852-26-5555)
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