[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
久々に造りのお話です。
今日は大吟醸を搾りました。
袋搾りという名の方法で上槽(搾る作業)しました。
通常の上槽方法は、布の袋にもろみを入れて、ゆっくり加圧することにより 液体(清酒)は布の目を通って布袋の外へ 固体(酒粕)は布の目を通らずに袋の中に残る という仕組みで清酒を得ます。
通常の上槽についてはコチラを
http://rihakusyuzoh.blog.shinobi.jp/Entry/29/
ですが今回行った「袋搾り」。
これは、無加圧で、重力によって落ちてきたものだけを集める方法です。
袋搾りは別名「袋吊り」「袋取り」「首吊り」などといいます。
朝、「今日は首吊りですかいね」 と聞きますと、
「あげあげ。 首吊りですが。 だいたい昼頃しますけんね。」 とのことでしたので、昼まで待機。
楽しみにしていたのですが・・・。
昼、ちょっとの間配達に行っている間に首吊り終了
帰ってきたときには後の祭でした
レポートしようとしてたのに・・・ごめんなさい
まだ今期機会があるのでその時に・・・。
さて、ということで、前置きが長くなりましたが、順番は入れ替わってしまいますが、搾ったあとの
斗瓶取りのレポートをしましょう。
まず・・・
これが後の祭の写真です・・・。(涙)
壷代(つぼだい)と呼ばれる小さなタンクに棒が渡してあり、そこにもろみの入った袋が吊るされています。
ぽたぽたと落ちて得た酒を斗瓶に取ります。
「斗瓶」とは、一斗(一升瓶10本分入る)どでかい瓶です。
これにお酒を入れて囲っておいた(保存しておいた)酒が、
かの有名な 斗瓶囲い になるわけです
(斗瓶囲いとはよくある名前ですが、実は李白が商標登録してるんです)
さぁ、斗瓶にとりましょう。
斗瓶に酒をとるおやっつぁん(杜氏)と、漏斗を準備する五代目の図 →
無意味にはりきる五代目。
今までに見たことのない真剣な目つきです。 →
← こんな感じで取っていきます。
いい香りが漂ってきます。
斗瓶に取る時に、コップにちょっとだけとっておきます。
これはどうするのかというと・・・。
酒の神様、松尾様に感謝を込めてお供えします。
やっぱりここはおやっつぁんの役ですねぇ。 →
斗瓶で寝かせた後、どんなお酒になるでしょうか。
いいお酒になりますよ~に
さて、この袋搾りですが、あまりたくさんの量はできません。
自然に垂れるものですから、なかなか大量にというわけにはいかないんですね。
しかし、このお酒と同じもろみがまだまだ残っています。
これを次は槽(ふね)で搾ります。
ふねってなんだや? ってなことは、また後日紹介しましょう。
今日ちゃんと取材してきましたから
銘柄は「李白」。
このブログでは「李白」で起こったあれやこれや、いろいろ紹介していきます。
島根県松江市石橋町335
(0852-26-5555)
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |