- 李白 蔵元日記 - 忍者ブログ
島根県の地酒、李白酒造の蔵元による日記    李白のあれこれや、日本酒のあれこれを紹介します                                                                                                                                                                                                                                                                           
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こういうお猪口、よくみかけませんか

 これ 実は我々プロが使用する猪口なんです。

   利き猪口。 容量1合。

(左の写真は李白グッズの一つ。土産用のものです。)


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本物の利き猪口には番号がついています。
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青い二重丸がついています。

コレ、蛇の目と呼びます。


この番号は、猪口を並べた時に見分けをつけるため。
蛇の目は色や透明度を見るためのものです。

蛇の目のある猪口に酒を入れ、写真のように斜めにします。
そうして、蛇の目を見ると酒がいろいろな深さで鑑定できるわけです。

なんと機能的な
51a00603jpeg番号の反対側には 社名。

左の利き猪口も現役で使用しておりますが、
「 田中酒造有限会社 」 と。

李白酒造が李白酒造と改名する前のものですね

この蛇の目と社名、書いたものではなく、ちゃんと焼いたものなんですよ。
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裏をみると、

「 浜 加藤 」
「 幸泉窯 」

と。

中の青は濃紺。
飲み口は薄く、手にとっても軽いです。
この利き猪口でお酒を少量口に入れます。
空気を吸い込み、舌の上で転がすように、お酒を霧状にし、舌全体に広げます。
これがプロのお酒の利き方。

すっごい難しい みたいですけど、やってみれば簡単です。

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土産物用にレプリカがあるのですが、
←コレは底に窯元も書いてませんし、
厚さも厚く、重さも重いです。
番号もありません。

まぁ、レプリカですから
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中はちゃんと蛇の目。

これでのめば、
しっかり
杜氏気分を味わえます








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私が個人的に好きなのはコレです →
3勺のちびっこ利き猪口。

こんなちっちゃいプロ用の利き猪口のレプリカで毎日晩酌なんて、あまりにもお洒落ぢゃないかっっ

この小さい利き猪口は他蔵でも売られていて、けっこうコレクションしている人もいます。
李白酒造の人間の私ですが、実は私も他社のものをコソコソと集めているんです。

社長には内緒


ちなみに、1合の猪口 500円。
       3勺の猪口 150円。    です・・・。

こんなところでがっついて宣伝してしまいました。
別にそんなつもりじゃなかったのに・・・。
ただのプロ用の利き猪口の紹介のつもりだったのに・・・。
李白の品格を落としてしまいました・・・。

これも社長には内緒・・・。




李白ってどんな酒? → http://www.rihaku.co.jp/

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松江市の学園にある 「 どげだや 」 さんへ行ってきました。

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←明るい入口。

写真がきたなくてごめんなさい

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 明るい店内。

大学が近いこともあってか、
店内は若いお客さんがひじょうに多い

50席くらいあるようですが、
私の酔っ払い記憶だと、

テーブル席が6卓くらいと、あとカウンター席が8席くらい・・・だったかな
休前日のためもあぁとは思いますが、私たちの居座っている間中、席はほとんどうまっちょました。

つまみもおいしかったです。
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のどぐろのから揚げなんか、追加注文までしましたけん(笑)

注文した中で、「 こら酒に良く合うわ 」 と思ったのが、
右写真にあります・・・えっと・・・名前忘れましたけど・・・

揚げ出しの上に味噌ののってるものです。

・・・情報少なくてごめんなさい

おおざっぱなレポートですみません

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お酒も、日本酒・焼酎、種類は豊富です。

中でも李白は 「これでもか」ってほどあぁます(笑)
李白だけのメニュー表もあぁます。

だんだん。だんだん。ありがとうございます


店員さんもとても明るく、気持ちの良い方ばかり。
とても行きやすいお店です。


あ・・・五代目の笑顔撮るのわすれてた・・・。



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毎年恒例の 李白酒造 社内酒蔵研修が行われました。

蔵で酒造りをしているのは 蔵人、社員合わせて実際は8人。
他の社員は 瓶詰め、配送、発送、、事務、営業 等をしていて、仕事の都合上 「 今日は蔵の手伝いでもしてこようか 」 というわけにはいかないのです。

しかし、自分たちが 売っているのも、受注しているもの、詰めているもの、出荷しているもの が一体どういう造りをされているのか知っている方が良いのですから。
いや、 どんなものがどんなふうに造られているか知らずして人に 「 おススメ 」  するだなんて、とんでもない
という李白酒造の考えからこのような企画が行われているのです。

1日に二人ずつ蔵に入ります。

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←森山さん
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女性ももちろん力仕事します。
大事な麹がこぼれないように。

慎重に。








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ea9ec5df.jpg案外こういう蒸米をまぜる作業も
女性にとっては力のいる仕事なんです。

しかし、主婦はパワフル

さすがでござぁすなぁ。

三反田さん、高木さん→
    荒川さん、客野さん→


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けっこうみんな楽しそう

←平井さん
  ←佐藤さん

そして、さすがにこの仕事に毎日携わっているだけあって
色んな質問がバンバンきます。
この期間は蔵の人数も増えて、ちょっと雰囲気も変わります
今年風邪で参加できなかった仙田さん、とても残念そうでした。

李白酒造全員で、いい商品を作って行きます





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「ぶんちゃん」と呼ばれるものがあります。

麹室の中で。

「 おい、ぶんちゃんはどこいったかいの? 」
「 ぶんちゃんや?おぉ、ここに居ぉがや。 」

といった会話がよく聞かれます。
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「 誰だや? 」と思っていると、出てきたのがコレ →

あ~。ね。 「ぶんちゃん」ね。

コレの本名は 「 ぶんじ 」 と言います。
麹室の中にあるだけあって、製麹時に使う道具です。
かなり昔から使われているようです。

誰が言い出したのか、李白では 「 ぶんちゃん 」と・・・。
かわいい
 
さて、このぶんちゃん、一体どういう使い方をするのか。

平べったい方で シャベルみたいに掘る? 蒸米の山の整形? 盛った麹を平らにする?
棒状の方で 何かをたたく? 何かをひっかける?
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それとも ・・・ 。

         ⌒





このぶんじの使い方は、「 製麹中の蒸米を切る 」 んです。
蒸米を引き込んで麹菌をかけ、一晩おくと、かたまって(乾燥はしていません)手ではなかなかほぐせないのです。
そこで、このぶんじを使って塊を砕いてやるのです。
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こんな感じで切るんですね。
そうすると、ちょっと小さくなった塊は手で簡単に崩れるのです。

これを今度は70c26b22jpeg機械にかけて一粒一粒ばらばらにしてやります。











そうして、小さめの箱に小分けにします。
そしてもう一晩で完成 

と、いうわけで麹になりかけの蒸米の塊を切るものでした。


でも、なぜぶんちゃんだけ「ぶんちゃん」と呼ばれるのだろう・・・。謎。






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蔵の I 氏がよくおやつを配って歩いています。
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← これがそれ。

かなり配って量は減ってますが、このでっかい三角フラスコを抱えて配り歩いています。
中身は甘粥( あまがゆ )。
甘粥といいますのは、麹を溶かした甘~い汁です。
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原料は 麹 お湯 以上。
60度で一晩おくと、おべぇほど甘くなります。

麹でつくる甘酒と似たようなものですね。

いつもお決まりの時間に I 氏が三角フラスコを持って現れます。



I 氏を見つけぇと、すかさず  「甘粥やさ~ん!一杯くださいな~!」といいます。
すると、60度(が冷めてちょうどいいくらい)の甘粥をカップにうつしてくれます。

一杯 100円也。

嘘。
この甘粥を飲むと、とうぶんお腹が空かんくなります。
米由来の甘さ。
米の澱粉が糖化すると、ココまで甘くなるのかと思ぉと、ご飯が怖くて食べれんくなります

何故米が甘くなるかという話は、コチラ→http://rihakusyuzoh.blog.shinobi.jp/Entry/13/

この甘粥、I 氏も趣味で作っているわけではあぁません。
もちろん仕事です

酵母を培養する時にこの甘粥が登場するんです。
麹の汁は酵母のごはん。
この麹汁 ( 甘粥を濾して液だけとったもの ) を培養液の中に入れてやります。
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← これがその培養液。

本当は山吹色なんですけど、
上に殺菌灯(青)がついているので緑に見えちょますね

これに麹汁を入れて酵母を入れると・・・

↓じゃ~ん酵母が増殖するのです
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酵母を入れた時点では、上のただの培養液と見た目は変わりません。
暖かいところに入れておくと、
右上の写真のように濁って泡が出てきます。
下に沈殿している白いもの。
あれが酵母ですよ 
チリも積もれば・・・というだけあって、はじめは目に見えなかった酵母も増殖すると目に見えるようになるんです。
泡も酵母が生きている印。

ちなみに酒母にこの酵母を入れてやるんですよ。


つまり、我々がおやつにしている激甘粥は、麹汁を作った余りであって、おさがりなわけです・・・
おかげさまで冬はしょっちゅう甘粥がいただけます。

酵母さま、お相伴いたします





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2月9日~11日の三連休は、蔵に SSI の蔵元体験実習の方々が来られました

SSI 蔵元体験実習について → http://www.fbo.co.jp/modules/t5/index.php?id=136

二泊3日、日程もすべてSSI で決められており、実際体験していただいたのは1日半でした。
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← これは朝の蒸米放冷の作業です。

只今小さい仕込みの最中なので手作業がすごく多いです。
一番楽しい時期なんですね
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もちろんメインの作業だけではなく、掃除や片付けといった作業もいつもの流れにそってやっていただきました。

この研修の期間は李白酒造の蔵人の一員ですけん 


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← 夜中の作業。

22:30の様子です。
宿泊はホテルで、歩いて10分くらいのところにあるので、この後の夜中の作業はお休みしていただいて次の日にそなえていただきました。

次の日は朝仕事、昼前からレポート。

そして夕方頃帰っていかれました。

蔵で仕事していただいたので、ゆっくり観光とはいかなかったですけど、観光で来ても経験できないことをしていただけたことと思います。
ぜひまた松江に来てくださいね。
ゆっくり観光しましょう。 ご案内しますけん 




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弊社HPに、新しいページを追加いたしました。

日本酒の基礎知識のページです。
http://www.rihaku.co.jp/seihou_syurui.html

たくさんの製品がある中で、その違いについてわからない方はたくさんおられます。
「 さぁ、選んで飲んでください 」
といっても、
「 何をどう選べばいいのか・・・。どんな違いがあるのかわからない・・・。 」
という声を良く聞きます。

そりゃそうですよね。
ややこしくって、分かり辛いですもの 

それだけ奥が深いんです

でも、奥が深いだけあって、知れば知るほどおもしろく、自分で違いが分かって選んで飲むととても楽しいんです。

今回のページ、分かりやすいように作ったつもりではありますが、
まだわからないこと、そのほかで疑問に感じたこと等ございましたら、
この記事のコメント、HPの掲示板、弊社へのメール、FAX、お電話 等でお知らせください。
改正、追加 いたします




李白HP → http://www.rihaku.co.jp/




11日は石橋町の宮練りがありました。

松江のお祭、鼕行列の始まりは宮練りだったそうで、宮練の時はあの鼕の「 どんどん・どどん 」というリズムの鼕(一つ)の音が聞こえてきました。
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人数はそう多くはありませんが、なかなか賑やか

6996263fjpegお神輿をかついで、右にいったり、左に行ったり。
不規則に (笑)


写真撮ろうとして近づいたら、
ダダダダダッッ と押し寄せてこられて、危うくひかれるところでした

おぞ~


写真に写っている赤い提灯。
あれは昔のものを今年復元たものだそうです。
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宮練の皆さんは李白で休憩タイム。

李白はみなさんにお酒と甘酒を振舞いました。

蔵の前です。
みなさん、お疲れ様です。

今年もこれで石橋町は平和なことでしょう






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松江駅南口(朝日町)の前にあります 「 根っこ 」 さんへ行ってきました。

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根っこさんは、諸国お勝手料理のお店。
松江近辺の食材を使ったおいしい食べ物や、全国のこだわりの食材を使った食べ物をたべさしてごされます。
もちろん!お酒だっておいしい
お店の雰囲気もいいですし、若者や女性も気軽に入れぇお店です。

1階はテーブル席とカウンター席。
2階は座敷(風?)で、掘りごたつの様にローテーブルの下が掘ってあります。
我々は2階席に座らせていただきました。

a17cf15d.jpgお決まりの 「 李白と五代目の笑顔 」 。

料理と酒が合うんですなぁ。
幸せですよ。

何品かいただいたうち、ヒットだったのが、「ヤマウニ」というもの。
あれが一体何物だったのかはよくわかりませんが、
たぶん、豆腐の味噌漬けかなにかだないかと思います・・・。

←ちなにみこの商品は 李白 純米吟醸 超特撰

根っこさんは ランチもやってるみたいです。
あ~。ランチも食べてみたいなぁ

根っこ さん HP→http://nekko-ya.com/



李白ってどんな酒? → http://www.rihaku.co.jp/







李白酒造HPに新しく 「 只今のおススメ 」 というページを追加しました。

只今のお勧めは、「 バレンタインデーにお勧めのお酒 」 です

私としてはチョコ(猪口)をお勧めしたいんですけどねぇ。
さすがに駄洒落すぎるかなぁ と思ってやめておきました

ぜひご覧下さい。
http://www.rihaku.co.jp/tadaimano_osusume.html



李白ってどんな酒?→http://www.rihaku.co.jp/


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プロフィール
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りはく
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性別:
非公開
職業:
造り酒屋
自己紹介:
島根県松江市で125年間日本酒を造っております。
銘柄は「李白」。
このブログでは「李白」で起こったあれやこれや、いろいろ紹介していきます。

島根県松江市石橋町335
(0852-26-5555)
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